国家知的財産権局:商標代理機関に「品質重視」よう誘導し、業界の「内巻き」を回避
由来:光明網
7月17日、国務院新聞弁公室は、「『十四五』計画を高品質で達成する」シリーズのテーマ記者会見を開催した。国家知的財産権局の申長雨局長は、会見で、国家知的財産権局が品質向上を知的財産事業発展の生命線、主旋律及び重要課題とし、品質第一、効率優先を堅持すると述べた。
近年、国家知的財産権局は、知的財産強国建設要綱を深化して実施し、高品質発展を着実に推進することで、5G通信、人工知能、宇宙航空、新エネルギー自動車、生物医薬、量子情報などの戦略的新興分野において、多くの高価値コア特許を研究開発・育成し、知的財産を頼りに国際競争で足場を固め、市場を獲得した多国籍企業も出現した。「これらはいずれも、我々が知的財産の「二つの転換」を加速して実現する上で得た顕著な成果を力強く示している」と、申長雨局長は述べた。
政策的誘導を強化する。国家知的財産権局は、関係部門と協力し、企業、大学、病院及び研究機関が内部の知的財産管理制度と関連する評価規定のうち、数量だけを重視する指標のやり方を調整・最適化するよう指導・督促する。産業化の見通し評価を中核とする特許出願前評価制度の実施を推進し、産業発展のニーズを満たすより多くの高価値特許を生み出す。科学研究プロジェクトの財政サポートシステムを構築し特許の声明制度を確立し、科学研究の財政サポートシステムの知的財産生産の品質と水準を不断に向上させる。
審査と授権を厳格に行う。特許分野においては、審査基準を整備し、新規性、進歩性、実用性という「三性」の判断を強化する。特に「進歩性」の評価については、実用新案の明らかな進歩性及び意匠の明らかな差異に関する審査を実施し、「重要案件を優先的に審査する」制度を積極的に推進する。商標分野においては、商標審査審理ガイドラインを改訂し、審査基準の執行の一貫性と審査審理結果の予測可能性を持続的に向上させる。2024年、発明特許審査の結審正確率は95.2%に達し、商標実体審査の抽査合格率は97.7%に達し、高水準を維持している。
業界治理を強化する。国家知的財産権局は、代理業界の特別行動を展開し、「商標代理監督管理規定」の公布・実施を推進し、商標代理機関の再登録を組織して完成させ、信用監督管理を強化する。代理サービスの政府調達基準の使用を普及させ、代理業界が「価格重視」から「品質重視」への転換を誘導し、業界の「内巻き」と悪性競争、さらには「悪貨が良貨を駆逐する」といった現象を回避する。同時に、特許出願における模倣、寄せ集め、偽造などの行為を厳しく取り締まり、清潔で公正な業界環境を構築する。