2025年知的財産サービス業発展国際大会、北京で開催

由来：人民網

9月11日、「知的財産サービス能力を向上させ　国際経済貿易発展を推進する」をテーマとする2025中国国際サービス貿易交易会の知的財産サービス業発展国際大会が北京で開催された。

国家知的財産局副局長の盧鵬起氏は、知的財産サービス業が代理・法律・情報など多様な業態を含み、知的財産制度運用の各段階を貫くものであり、知的財産の高品質な創造・高効益な運用・高水準な保護・高水準な管理を推進する重要なサポートとなると同時に、科学技術イノベーションと国際貿易を促進する鍵となる力であると述べた。我が国は、同業界の発展を高度に重視し、「知的財産強国建設要綱（2021～2035年）」などの政策文書で同業界を重大視し、機関育成・業態拡大・人材育成・業界監督などの面から計画を立て、業界の高品質な発展の方向性を示した。

大会の開催期間中、国家知的財産局の知的財産運用促進司が、「2025年全国知的財産サービス業統計調査報告」を発布した。報告によると、我が国の知的財産サービス機関は、10万社を突破し、従業員数は、110万人を超え、2024年の業界総収益は、2940億元に達し、業界は、専門化・デジタル化へのアップグレードを進め、全体的に安定して好転する傾向にある。

中国国際投資促進会の常務副会長の周暁燕氏は、商務部など6部門が発布したRCEP高品質実施指導意見で「知的財産保護強化」を重点任務として掲げたことに言及した。外資環境の最適化において、我が国は、すでに商務分野における外資企業の審査認可・届出を全面的に廃止し、外資に係る知的財産と営業秘密の保護を強化した。

北京市知的財産局副局長の周立権氏は、近年、北京市の知的財産サービス業が規模と能力の「二重向上」を実現し、サービス貿易の重要な支柱として、特色ある業界の優位性を形成したと述べた。

対話セッション期間中、「知的財産サービス業の国際的発展動向」をテーマとする講演で、参加者は、国内の実践とグローバルな視点を結びつけ、地域間の知的財産政策の協調を強化し協力の障壁を取り除くことが、グローバルな業界とサービス貿易の協調的発展を推進する重要なルートであると指摘した。

また、多くの部門が共同で「北京市知的財産金融生態統合パイロット行動方案」を発行した。北京市知的財産公共サービスセンターは、「海外知的財産保護事例評価分析」を発行し、欧米及び東南アジア地域の典型的な事例を精選し、企業の「海外進出」に参考を提供した。首都知的財産サービス業協会は、さらにブラジル工業所有権代理人協会など6社の海外機関と協力覚書を締結し、国際交流・情報共有などの分野で協力を展開することを約束した。

大会の主催者は、今後、成果転化を継続的に推進し、「国際知的財産サービス協力メカニズム」を構築し、我が国の知的財産サービス業の国際的な影響力を一層向上させ、グローバルな知的財産ガバナンスに「中国案」を提供し、国際経済貿易の高品質な発展とグローバルイノベーション経済の新しい構図の構築をサポートすると表明した。