「2025年版 中国知的財産保護状況」白書を正式発表
由来:国家知的財産局
5月7日、「2025年版 中国知的財産保護状況」白書が正式に発表され、2025年の中国における知的財産保護の活動の進展が全面的に示された。同白書は、制度構築、審査・登録、文化醸成、国際協力などの分野における着実な成果を体系的に紹介しており、各界および国際社会が中国の知的財産保護に関する最新の実践を理解するための権威ある窓口となっている。
保護の効果が著しく強化される
知的財産ガバナンスの能力と水準が継続的に向上し、保護に関する社会満足度は82.81点に達して過去最高を更新した。司法保護が全面的に強化され、全国の裁判所が新規受付した知的財産民事第一審案件は47.3万件、検察機関が逮捕請求を受理した知的財産侵害犯罪案件は6220件、公安機関が立件・捜査を開始した関連刑事案件は2.6万件に上る。行政保護も深く推進され、市場監督管理部門が摘発した違法案件は3.7万件、知的財産管理部門が審結した特許侵害紛争の行政裁定案件は9341件、税関が差し押さえた輸出入の疑いのある侵害物品は8642万点だった。保護体制の整備が加速し、新たに7つの国家級知的財産保護センターおよび迅速救済センターが設立され、総数は129ヵ所に達した。海外知的財産紛争対応ガイダンス・ワークプラットフォームは、企業の損失を年間で27.5億元挽回した。
制度構築が着実に推進される
法的裏付けが継続的に強化され、年内に法律・法規・規則の制定・改正が18件行われ、司法解釈が2件公布された。改正された「不正競争防止法」や「植物新品種保護条例」が正式に施行され、「外国関連知的財産紛争処理に関する国務院規定」が公布・施行されたほか、「商標法改正草案」は全国人民代表大会常務委員会の初読会を通過した。知的財産分野の信用監督、営業秘密保護、紛争仲裁などの制度規範が相次いで打ち出され、制度供給はより精緻で力強いものとなった。
審査・登録の品質と効率が向上する
2025年末時点で、中国の発明特許有効件数は631.8万件に達し、前年比11.1%増となり。有効登録商標件数は5303.2万件に達し、同6.5%増となり、著作権登録件数は年間合計1067.7万件、地理的表示製品の累計認定件数は5066件となった。農業植物新品種権の出願受付件数は年間1万7104件で、前年比15.26%増加した。
文化醸成が広く深く展開される
全国知的財産宣伝週などの大規模イベントが成功裏に開催され、知的財産保護の典型的な事例や一連の報告が権威ある形で発表された。多層的な教育研修体系が絶えず整備され、知的財産文化の普及力と影響力が持続的に拡大し、社会全体での知的財産尊重・保護の雰囲気が一層厚みを増している。
国際協力が着実に深化する
中国はグローバルな知的財産ガバナンスに深く参画し、知財5庁(IP5)協力局長会議シリーズを主催して成功させ、複数の協力合意を首脳外交の成果に組み込んだ。世界知的所有権機関(WIPO)との協力が継続的に深化し、「一帯一路」知的財産協力が着実に拡大した。対外司法協力と共同取締りが実務的に推進され、高度な対外開放を力強く支えている。
中国は1998年以来、毎年「知的財産保護状況」白書を継続的に発表しており、これは国内外の各界が中国の知的財産保護の最新動向を把握するための重要な経路となっている。それは、知的財産保護を全面的に強化する中国政府の揺るぎない決意を十分に示すものである。

